ハワイ島ボルケーノで泊まったホテル
2018年に火山活動が活発になったキラウェア山ですが、9月にはキラウェア山を含むハワイ火山国立公園が再オープンしました。
ハワイから帰る前にキラウェアに行きたかったので、最後のチャンスということで12月に行ってきました。
宿泊したホテルはキラウェアの火口であるハレマウマウの目の前にあるボルケーノハウス。
『ハワイイ紀行』というエッセイで、作者が夜ホテルの敷地近くで寝転がりながら、星を見たという記述に惹かれて、こちらのホテルにしました。
キラウェアの標高は1200m近くということで、そこまで高くないのですが、12月ですと長袖パーカーがあるとよいくらいの気候です。
ホテルのエントランスには暖炉や、火口を見渡せるテラスがあり、食後にコーヒーを飲みながらくつろげるようになっています。
歴史ある山小屋風の佇まいで、雰囲気は最高ですね。
部屋は小さめで、シャワーも熱いお湯は出ませんが、歴史と山小屋感の演出に一役買っています。
チェックイン時にシャンパン、夕方になるとコーヒーとクッキーのサービスなどがあるのも老舗ホテルという感じでした。クッキーの時間を毎日教えてくれる娘の記憶力には、驚かされましたが笑。
朝、昼、晩と火口を見ましたが、2018年の噴火でかなり形が変わり、赤い溶岩がドロドロとしている様子は見られなくなりました。煙と雲でなかなか全容が見られませんでしたが、大地の裂け目に来ているんだなぁという躍動感は伝わってきました。
火口に宿泊できるというのが、火山大国日本出身の私にはにわかに信じられないのですが、ゆるやかに噴火を続ける火山もあるのですね。それでも、2018年の噴火では溶岩で集落が一つなくなったり、噴火に伴う地震で国立公園内に被害が出たりしているわけですから、大地の力の大きさを感じます。
ちなみに夜は周辺に光がないことから、満天の星空で流れ星もみることができました。ということで、このホテルに泊まってやりたかったことが達成でき、大満足です。