野菜だし
日本人がほっとする味といえば、出汁ですね。出汁のない味噌汁を食べたことがありますが、めっちゃ悲しい気持ちになります。一人暮らしを始めたときの典型的な過ちですね。味噌汁ぐらい作れるよ〜っていって、作れないパターン。
その話はさておき、渡米する際は出汁に困らないように、小さいスーツケースに煮干し、昆布、どんこ、鰹節、出汁パック等を詰め込んできました。
こちらでも日系スーパーで買えるのですが、日本で使っていたのが余ったので、持ち込んだわけです。
これらの出汁がつきかけていたある日、駐在経験のある先輩から聞いた野菜出汁のことを思い出し、野菜で出汁をとってみました。
カタカナで言うと「ベジブロス」と呼ぶそうです。
調理で出た野菜クズ200グラムくらいを、沸騰したお湯1300ミリリットルに料理酒小さじ1と共に入れて、弱火でじっくり20分程煮るだけです。
はじめは野菜だけで出汁が出るのか不安で煮干しもいれちゃいました。
出来上がった野菜出汁の味見をすると、さっぱりとした意外に美味しい出汁になっています。
ポトフとかのコンソメスープに合いそうな感じ。
色々試した結果、野菜出汁に合う野菜は、トマト、玉ねぎ、人参、セロリ、ピーマン、パプリカあたりかなという気がします。
キャベツ、ブロッコリーはやや苦味が気になりますし、じゃがいも、サツマイモは甘めになります。
生姜をいれるとそのものの香りがプーンとするので、そういう味のスープのときは生姜を入れるといいかもです。
野菜クズが出汁になるということで、節約生活にはもってこいです。だけど、やっぱり味噌汁は海鮮出汁のほうがおいしいかな。
ということで今回は珍しく自炊の話題でした。